続きです!
風邪以外の猫さんの様子をお伝えします。
我々の同行する前日、島では大雨が降っていました。
大雨の中、港に重体の子猫ちゃんが居たそうです。
この子猫ちゃんです。
写真は、高栄養缶を流動食にして取材日に食べさせていた様子…
見づらくて、すみませんm(_ _)m
発見された時は、ずぶ濡れで体が冷え切っていて動けなくなり
もう命の灯火がいつ消えてもおかしくなかったとのこと。
先生は、すぐ地元の方に協力を仰ぎ、
その方のお宅で洗面器にお湯を張り
熱いお風呂に入れ心臓マッサージを続けたそうです。
お風呂マッサージの甲斐あってか
無事命を取り留めることが出来ました。
しばらくして、自力で歩くぐらいに回復しました。
我々はお話を伺っただけですが、
厳しい状態だった事がよく伝わりました。
次の日、写真の食事の様子を見ていましたが
また少し弱っていたのが気掛かりに。
先生もこの日、戻らなくてはならないので
お風呂でご協力いただいた地元の方に預け
経過を見てもらう事になりました!
2ヶ月に1度、先生は田代島にいらっしゃいますが
その度に何匹かは危険な状態の子に会うそうです (/ _ ; )
田代島の自然の過酷さを物語っていますね…
先生も滞在期間が決まっているので
継続した治療は難しい状態です。
猫さん達には、なるべく自然療法に近い方法で治療し
今回のような子は、地元の協力者の方々にお願いするそうです。
田代島は猫島として、人に人気を集めていますが
猫さんにとってはいい事ばかりではありません。
生き抜くのは大変です。
家猫さんは、最近寿命が長くなってきてますが
島猫さんの平均寿命は6年ぐらいだそうです(゚o゚;;
今回同行して、命の尊さを改めて学びました。
これを見て、皆様にも猫さんを考えるきっかけに
なっていただければ幸いです!
次回の田代島編は、元気だった島猫さん
をご紹介したいと思います(>_<)